リアルタイムで試合を観た。感動した。
何年ぶりだろう、テレビの前で甲子園の応援をしたのは。
試合後、思わず仙台の実家や野球好きの祖母に電話した。
95歳になる祖父は昔、育英で教員をしていた。痴呆が進んでいなかったら、さぞ喜んだことだろう。
先日、準決勝で18得点もしているのを偶然観て、これは決勝戦観なくては!と思った。
これぞ青春!これぞ甲子園の決勝!という感じの、素晴らしい試合だった。
大舞台の緊張感、その中での無駄のない動き、選手たちの一生懸命な表情、チームメイトを思い遣るプレーなど、素敵すぎる。もう何年も甲子園を観ていなかったおばちゃんが、青春を思い出したよ。
試合後に号外を求める人で仙台駅前が大混雑したというニュースを観た。私もネットニュースで育英の優勝記事を片っ端から読み漁っていた。気持ちは分かる。
どの記事を観ても、何度観ても、清々しい気持ちになる。
決勝戦6回仙台育英側応援席で『キセキ』(準決勝で戦った福島聖光学院の応援曲)が演奏されたこと、監督がオレンジの腕時計(コロナ感染で不戦敗となった仙台南のチームカラー)で甲子園に臨んだ話、そして試合後の監督インタビュー。もう、美談だらけ。
周囲の色んな人の想いを汲んで動いたり、言葉を発することの出来る人は、本当に尊敬する。
自分と関わる人、誰にも不快な思いをさせないような、そんな気遣いの出来る人に私もなりたい。
また、うちの子どもたちにもこのような青春を味わって欲しいと切に思った、野球じゃなくても、何か夢中になれるスポーツをそれぞれ見付けてやらせてあげたい。
若い子たちが、『密な青春』を遠慮なく思い切り楽しめる日が、早く来るといい。
久しぶりに『タッチ』を全巻読み直したくなった。
感動をありがとう!おめでとう!仙台育英!!
Wakame