夏休みイベントの抽選
夏休み前になると毎年、子ども向けイベントのチラシを学校から山程もらってくる。
私も長男もイベント好きなので、興味のあるものは申し込んでみる。が、だいたい抽選でなかなか当たらない。
それが今回、「これやりたい!」と張り切って持ってきたMinecraftのeスポーツ体験のチラシ、さっそくQRコードから申し込むと、抽選を通ったようで、参加できることになった。
長男は嬉しくて跳び跳ねていた。
私はeスポーツがどのようなものなのかよく分からず、MinecraftでEスポーツと言うと、何かVRやARのような機材を使ってマイクラの世界に入り込み、実際に身体を動かすことを想像していた。
うちの子どもたちの小学校や幼稚園では、Minecraftは男女問わずとても流行っているらしく、うちでは任天堂Switchでプレイしたり、YouTubeで関連動画を観たりしていた。
無料体験当日
無料体験の当日。会場は近所だったので、二人でてくてく歩いて行ってみた。
綺麗なオフィスという感じの場所で、小部屋がいくつかあり、子どもの声が聞こえる。
運動する気満々の息子は、雨で長靴を履いて行ったが、替えの運動靴を持って行き、すぐに履き替え、準備万端。
外で、子どもが終わるのを待っていたダンディーな方にお話聞くと、2年程通っているとのこと。
「家でもマイクラばかりやっていて目が悪くなりそう。」
「でもここの教室はマイクラだけでなく、礼儀作法をきちんと教えてくれるからいいよ。」
とのこと。入室の案内を受けたら、元気に挨拶して入ろうねと息子に告げた。
少しすると、子どもたちがわーっと出てきて、お友達とそのままエレベーターに乗ったり、お迎えに来ていたお家の方と合流したりして、帰って行った。
「お待たせしました。次のクラスの方どうぞ!」と笑顔で声を掛けられ、小部屋に案内された。
パソコンが10台、コの字型に並べられ、10人分の席が用意されていた。前にはホワイトボード。スペースもそんなに広いわけではなく、これはスポーツ教室ではなくパソコン教室だなと、思った。
「靴履き替える必要なかったね」と息子が恥ずかしそうに小声で言った。雨の中、替えの靴やタオル、重い水筒を抱えて来たが、無駄だった。
確かに入室後「元気にしっかり挨拶をする」「汚い言葉は使わない」などの約束事が書かれたPOPが渡された。
先生もハキハキして礼儀正しい。次々に子ども達が入室して来るが、どの子もしっかり挨拶をする。
マイクラ好きの子どもたちが集まってくるため、息子はテンション高めで周りの子たちの話にグイグイ入り込む。始まる前から楽しそう。
小学校中学年の子が10人弱集まり、本日体験の二人が紹介され、皆で元気に挨拶をして始まった。
体験の子は後ろに親の席が用意され、説明書とアンケートを手渡された。
eスポーツとは
「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。
とのこと。
つまり、実際に身体を動かすのではなく、ゲームで対戦することをeスポーツと言うみたい。
なるほど、ゲーム対戦ね。
アメリカでは既に国が「esports」を「スポーツ」と認めており、オリンピックの正式種目候補にもなっているのだとか…ビックリ(+_+)
教室は、自己紹介後、各々のパソコンの設定確認から始まり、分からないところがある人は手を挙げて先生に質問したり、隣の子に聞いたり。
この同じ教室の仲間が、皆さんかなりフレンドリー。確かに、一緒にスポーツをする仲間という感じ。うちの息子もノリノリでおしゃべり。
コロナ対策で、入室前の手の消毒やマスク着用は必須だけど、おしゃべり禁止とか言われることはなく、ワイワイ楽しそう。
この日は、マイクラの世界でドロケイ(警察役が泥棒役を捕まえる遊び)をやっていた。
運動会や合宿など、他の教室のお友達と競い合うイベントもあるみたいで、今回は運動会の練習としてのドロケイなんだとか。
私自身は、小学生のときにスポーツ少年団でバレーボールをやっており、他のチームとの合同練習や合宿、遠征など、すごく楽しかった思い出がある。
競技がマイクラとバレーボールで違うだけで、仲間と協力して他のチームと競い合うというのは、確かに同じ。
毎月1度、グループワークがあり、課されたテーマに合わせてクラス全員で役割を決めて話し合いをし、建築内容を決めて、協力して作業を進め、その発表会を夏や冬の合宿で行うのだそう。
身体が鍛えられる訳ではないけれど、頭は使うし、パソコンに慣れる、想像力を養う、プログラミング的な思考が身に付くなど、様々な成長が期待できそうだ。さらにグループワークやイベントで、チームワークやコミュニケーション能力なども培うという。
これは立派な習い事。
何より、本人が楽しく意欲的に取り組んでいるので、色んな伸びが期待出来るように感じた。
楽しい時間はあっという間。皆、まだまだやりたいという感じのままお開きに。
それで家でもやって、また1週間後ここに来て、お友達と成果を出し合うというわけだ。
息子も、運動会や合宿に行きたいとやる気満々で「ありがとうございました!またね~!」みたいな感じで退出してきた。
帰宅後に
帰宅後、「楽しかった!続けたい!」と息子。
パパに話すと、「それはただのゲーム大会だろう。」と言い放たれた。
確かにそうだ。
でもただゲームをやるだけではなく、学びがあるとは思う。
費用は月8,000円の年会費15,000円と、他の習い事と同じくらい。
うーーーん。考えちゃう。
4年生から本格的に受験対策を始め、塾に行く子が多い中、ゲームをやらせてていいのだろうか。。。でも家でゲームをするよりは教室でやってもらった方が良さそう。
みんなが学ばないことを学ぶ方が、生き抜くための武器になると言うか、人生の役に立つような気もする。
うーー----ん。。。
とりあえず、もう一つ、今度はオンラインでのプログラミング教室の無料体験も後日予約が取れたので、それも体験してみて、考えようと思う。
今日のもがき:大雨の中、行った甲斐ある体験会。でも入会は迷う。
wakame